元気堂ブログ

2023.09.13更新

私の娘が10月中旬に4人目の子を出産の予定です。4人のうち3人は妊娠32週ごろは逆子でした。1人めは何もせずに自然に頭位になり、2人目は逆子でなくて、3人目と4人目は逆子で鍼灸治療をして頭位になりました。このブログを書くために調べたところ、何の治療もしなくても自然に頭位になる場合も多いとのことで、鍼灸のおかげと断言はできませんが・・。
逆子の説明をします。胎児は妊娠中母体の子宮の中で、自由に動いていますが、妊娠後期になると次第に頭が下になる位置(頭位)になってきます。頭位にならず、お尻が下になっていたり、手や足が下になって、頭が上にある位置の赤ちゃんを逆子といいます。逆子で経膣分娩をするのは母子ともにリスクがあります。赤ちゃんは頭が一番大きいので、頭が出れば、胴体や四肢はスムーズにでますが、手や足が先にでてしまうと、膣の隙間からへその緒が体外に出て赤ちゃんに血液が送られなくなり、いろいろな障害を残したり、手足や胴体が先に出て赤ちゃんの頭だけ残ってしまったら母子とも命にかかわります。以前は出産が始まるまで、逆子かどうか正確にはわかりませんでしたが、現在は超音波検査により、お腹の赤ちゃんの様子を知ることができるので、出産前に逆子の診断ができます。現代は帝王切開の技術および麻酔の安全性が格段に進歩していますので、厚生労働省の資料によれば、分娩件数の約25パーセントは帝王切開での出産だそうです。昔は帝王切開の安全性が低かったし、誰でもがそれを選べる状況でなかったので、逆子は一大事でしたが、現代は帝王切開という選択肢があり、とてもありがたいと私は思います。
それでも逆子に鍼灸治療を試してみることを、おすすめします。帝王切開がなかった時代に試行錯誤で編み出された治療法です。鍼灸治療はお母さんにも赤ちゃんにも悪い影響はないので、帝王切開を決める前に試してみてはいかがしょう?1回の治療は30分ぐらいで、週2回から3回治療します。遠方で週1回程度しか来れない場合は、自宅で自分でお灸をしてもらう方法もあります。電話やメールでの相談歓迎です!

投稿者: 元気堂

2023.08.11更新


みなさん、こんにちは。元気堂スタッフの師走です。
元気堂が5F部分に集約して早、4か月ほどが経過しようとしています。
かつての4F部分。

 4F


季節はすっかり夏真っただ中です。連日暑い日が続きます。
8/6(日)広島の原爆投下から78年目を迎えた朝の深川不動尊の様子。
盂蘭盆会(うらぼんえ)の案内が出ています。

 不動尊


先日の当院のブログ(こちら)でもお伝えしていますが、くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
私も福島県の伊達で最高気温40度が記録された8/5(土)に屋外で活動し、なんとなく体調不良を感じながら翌日出勤しました。
帰宅後には頭痛を感じ、微熱が出ました。
熱中症とのことで翌日は休まざるを得ない状況に。
炎天下での活動を控え、こまめな水分補給を心掛けましょう。

さて、夏は暑さもさることながら、紫外線も侮れません。
近年は年齢のせいか、日差しがよりまぶしく感じられます。
長時間、屋外にいると目に軽い痛みを感じることもありました。
思い切って、偏光レンズ入りの眼鏡を購入しました。
屋外にいることが多い、休日用なので
フレームのデザインも思い切っています。
屋内では透明なレンズです。

とう 

紫外線に当たると30秒ほどで色が入ります。

ブラウン 

これが結構快適で、屋外でのまぶしさや事後の目の不快感から解放されました。
眼鏡ユーザーでない方はサングラスの使用が効果的です。
紫外線は目の角膜に炎症を起こすそうです。進行すると、目のレンズの役割をしている水晶体が濁る「白内障」という疾患になることもあるそうです。白内障は視覚に問題を起こす目のトラブルです。状況によっては手術の必要があります。
古くは、奈良時代に唐から日本に渡り、仏教や唐の医学を伝えた鑑真和上も紫外線による白内障で視力を失ったと言われています。
6度に及ぶ渡航の中で船上にて長らく日差しを受けたことが原因のようです。

 

鑑真
もうすぐ、旧盆を迎え、夏も後半戦ですが、引き続き熱中症と紫外線の対策を行なっていきましょう。

 

 

 

 

 

投稿者: 元気堂

2023.07.27更新

連日異常な猛暑で各地大変なことになっています。

特に熱中症に注意が必要で、水分をこまめにとること、エアコンをつけて室内温度を下げること、首を冷やすのも効果があります。

水分を取るのは大切ですが、水ばかりガブガブ飲むのはおすすめできません。塩分を含んだスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。水ばかり飲むと血液中のナトリウムが低下して水中毒を起こし、ひどいと意識がボーとなったり、けいれんを起こします。

ツルゴールコロナ肺炎と熱中症の症状がとても似ていて、発熱、全身倦怠感、頭痛、吐き気、筋肉痛などがあります。熱中症とコロナ肺炎の鑑別に役にたつかもしれない簡単な方法があります。ツルゴール反応と言って、手の甲を親指と人差し指でつまんで少し持ち上げます。離すと元に戻りますが、脱水があると元に戻るまでに時間がかかり、2秒以上かかると脱水をうたがいます。これは誰にでもできる方法です。熱がでたときにちょっと試してみると役にたつかもしれません。

※ツルゴール(Turgor)=皮膚の張り

投稿者: 元気堂

2023.07.12更新

朝起きた時、首が凄く辛いという患者さんが多くいらっしゃいます。

大体の方が枕が合わないのではないか?とおっしゃいます。それも原因の一つとしてはあるかも

しれませんが、寝ている時の歯の食いしばりも多いようです。

食いしばりにも要因があり、嚙み合わせの不具合いや夜間低血糖によるものがあります。

夜間低血糖になると、副腎からアドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されるの

ですが、このアドレナリンは筋肉を硬直させる働きがあり、特に顎頚の筋肉に作用するようです。

因みに、ノルアドレナリンは不安になるホルモンで、不眠になりやすいようです。

投稿者: 元気堂

2023.06.22更新

夏になり気温が上がってくると、冷たいものが欲しくなりますね。

アイスクリーム、かき氷、キンキンに冷えたビール等など。
でも、この冷え冷えのアイスクリームが苦手な人もいます。何故かというと、冷たいアイスクリームを口にほうばると、頭痛が出るからです。
これをアイスクリーム頭痛と言います。これは、医学書にも載っている有名な反応です。
よく冷えたものが、口の奥の粘膜を冷やすと、神経は口だけでなく鼻やノドの奥も冷えたと認識します。
そこで、ノドの奥を温めるために頭の奥の血管が広がり温かい血液を流し込みます。
血管の拡張はノドの奥だけでなく、頭皮にある血管も同時に広がります。特に頭皮の動脈が急激に拡張すると、人は強い痛みを感じます。それで、こめかみや頭が痛くなるのです。
このように動脈が急激に拡張することによって起こる頭痛は他にもあって、一般的に片頭痛と呼ばれています。
つまり、アイスクリーム頭痛と片頭痛は同じ仕組で痛みが出ます。
でも、片頭痛は薬や治療が必要ですが、アイスクリーム頭痛はガマンすれば治りますよ。

投稿者: 元気堂

2023.06.01更新

切経診(せっけいしん)という言葉を聞いたことがありますか?鍼灸治療の診断の一つです。鍼灸治療はいろいろな流派があって、私は経絡治療(けいらくちりょう)を信奉しています。経絡治療は望聞問切の四診法で証を決定して治療をするのですが、切経診は切診の一つです。私が学んでいる東洋はり医学会では、切診には手首の脈で診断する脈診、お腹を触って診断する腹診、手足の経絡を触って診断する切経診があり、身体の不調は経絡のアンバランスが原因と考え、バランスを整える治療をします。力が不足している経絡に鍼で補法をおこない、滞りの経絡からは瀉法をおこないます。切経診は手足の経絡をさわってどの経絡に不調があるかを診断するのですが、へこみ盛り上がりとか、皮膚のツヤ、張りゆるみ、熱冷えなどの変化を観察して、脈診、腹診の情報と合わせて証決定をしていきます。

投稿者: 元気堂

2023.05.31更新

「外反母趾対策」

先日、足の親指の付け根がジンジン痛いと訴える患者さんが来ました。見ると案の定、外反母趾で特に右足がずいぶん痛そうです。ここ数年痛みはなかったのだが最近新型コロナの規制が緩んで、パンプスを吐いて出歩くことが多く昨日はずいぶん歩き回ってしまったとのこと。今朝から足が痛みだして相談にお見えになりました。

足指のマッサージと甲の部分や足底から脛まで指圧マッサージをして痛みや母指が動かせるまで改善して本人が良くなった実感を持ってもらってから、外反母趾用のサポーターの功罪を説明しました。
今までの外反母趾グッズの多くは足指の母指と示指の間にパッドをはさんで母指が示指側によるのを防ぐものが多いが、これはお勧めできない、かえってほかの四指を圧迫して歪みが増すと説明しました。また足を巻くサポーターや外反母趾用の靴は一時的に痛みを防ぐには良いが、足の筋力が落ちるので外反母趾が進行の恐れを指摘しました。

ということで、患者さんにNew足ふみ君の宣伝もさせていただきお買い上げもしていただきました。
また歩きかたでも改善しますので、ペタペタ歩きを見直して、踵からつくようにお勧めしました。
家では「足ふみ君」、外出時は外反母趾用のサポーターや靴を使用し踵からつくローリング歩きがよいと思います。

 

投稿者: 元気堂

2023.05.31更新

「外反母趾対策」

先日、足の親指の付け根がジンジン痛いと訴える患者さんが来ました。見ると案の定、外反母趾で特に右足がずいぶん痛そうです。ここ数年痛みはなかったのだが最近新型コロナの規制が緩んで、パンプスを吐いて出歩くことが多く昨日はずいぶん歩き回ってしまったとのこと。今朝から足が痛みだして相談にお見えになりました。

足指のマッサージと甲の部分や足底から脛まで指圧マッサージをして痛みや母指が動かせるまで改善して本人が良くなった実感を持ってもらってから、外反母趾用のサポーターの功罪を説明しました。
今までの外反母趾グッズの多くは足指の母指と示指の間にパッドをはさんで母指が示指側によるのを防ぐものが多いが、これはお勧めできない、かえってほかの四指を圧迫して歪みが増すと説明しました。また足を巻くサポーターや外反母趾用の靴は一時的に痛みを防ぐには良いが、足の筋力が落ちるので外反母趾が進行の恐れを指摘しました。

ということで、患者さんにNew足ふみ君の宣伝もさせていただきお買い上げもしていただきました。
また歩きかたでも改善しますので、ペタペタ歩きを見直して、踵からつくようにお勧めしました。
家では「足ふみ君」、外出時は外反母趾用のサポーターや靴を使用し踵からつくローリング歩きがよいと思います。

 

投稿者: 元気堂

2023.05.02更新

元気堂はお盆と年末年始のみ休業なので、ゴールデンウイークは朝9時30分から夜9時までの通常営業です。

日頃気になっている身体の不調に的確に対応しますので、どうぞご来院ください。寝違いやぎっくり腰、ネンザ、肉離れなどの急性の痛みは保険も使えます。

投稿者: 元気堂

2023.03.25更新

背骨は上から首の骨が7個、胸の骨が12個、腰の骨が5個、更にその下に仙骨というお尻の真ん中になる骨があります。

その中で背骨の圧迫骨折が起きやすいのが、胸の骨の上から12番目の骨です。

何故かといいますと、12番胸骨の上下の骨と骨の関節(つながり)の構造が同じではないので、動きのベクトルが変わって

力学的に骨にストレスがかかるためです。因みに背骨の前側が潰れるように折れます。

 

投稿者: 元気堂

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