私の娘が10月中旬に4人目の子を出産の予定です。4人のうち3人は妊娠32週ごろは逆子でした。1人めは何もせずに自然に頭位になり、2人目は逆子でなくて、3人目と4人目は逆子で鍼灸治療をして頭位になりました。このブログを書くために調べたところ、何の治療もしなくても自然に頭位になる場合も多いとのことで、鍼灸のおかげと断言はできませんが・・。
逆子の説明をします。胎児は妊娠中母体の子宮の中で、自由に動いていますが、妊娠後期になると次第に頭が下になる位置(頭位)になってきます。頭位にならず、お尻が下になっていたり、手や足が下になって、頭が上にある位置の赤ちゃんを逆子といいます。逆子で経膣分娩をするのは母子ともにリスクがあります。赤ちゃんは頭が一番大きいので、頭が出れば、胴体や四肢はスムーズにでますが、手や足が先にでてしまうと、膣の隙間からへその緒が体外に出て赤ちゃんに血液が送られなくなり、いろいろな障害を残したり、手足や胴体が先に出て赤ちゃんの頭だけ残ってしまったら母子とも命にかかわります。以前は出産が始まるまで、逆子かどうか正確にはわかりませんでしたが、現在は超音波検査により、お腹の赤ちゃんの様子を知ることができるので、出産前に逆子の診断ができます。現代は帝王切開の技術および麻酔の安全性が格段に進歩していますので、厚生労働省の資料によれば、分娩件数の約25パーセントは帝王切開での出産だそうです。昔は帝王切開の安全性が低かったし、誰でもがそれを選べる状況でなかったので、逆子は一大事でしたが、現代は帝王切開という選択肢があり、とてもありがたいと私は思います。
それでも逆子に鍼灸治療を試してみることを、おすすめします。帝王切開がなかった時代に試行錯誤で編み出された治療法です。鍼灸治療はお母さんにも赤ちゃんにも悪い影響はないので、帝王切開を決める前に試してみてはいかがしょう?1回の治療は30分ぐらいで、週2回から3回治療します。遠方で週1回程度しか来れない場合は、自宅で自分でお灸をしてもらう方法もあります。電話やメールでの相談歓迎です!
逆子(さかご)の鍼灸治療 宮崎ゆみ子
2023.09.13更新
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