元気堂ブログ

2021.11.26更新

 11月も終わりに近づき、冬の寒さが本格化しそうな雰囲気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 体調管理に鍼灸、マッサージという方も多くいらっしゃることでしょう。

 今回はそんな治療に用いる鍼のことを紹介したいと思います。

当院で主力で使用している鍼

 

 上の写真のように箱入りで、一本ずつが個包装になっています。

患者さんごとに使い捨てていきますので、衛生的です。

 写真の鍼のメーカーは静岡にある「セイリン株式会社」。海外にもシェアをもつ企業です。

取り出した鍼

 包装をはずして取り出したのが上の写真です。透明な筒をガイドに人体に打ちます。

鍼尖

 写真のものは直径が0.18mmのもの。髪の毛が0.05mm~0.15mmと言われているので、

髪の毛よりやや太いくらいのものです。

 そして、この人体に打たれるワイヤー部分の先にはシリコンによるコーティングが施されています。

これによって、打つ時の抵抗が減り、痛みが出にくくなります。

 本来外科用のメスなど人体に入る医療器具はシリコンでコーティングすることが決まっているそうです。

治療用の鍼にはその決まりは適用されてはいないものの、同社の鍼にはそのような処置が施されているのです。

 もちろん他社製の鍼もそれぞれに工夫が施されており、用途によって使い分けています。

 シリコンコーティングがない鍼はむしろ皮膚の表面に刺激を与えやすくなりますから、治療的な反応を起こしやすい、ということもあります。私自身は皮膚表面の刺激はシリコンのない鍼で、深い筋肉のコリなどへはシリコンコーティングの鍼でという使い分けをしています。

 鍼と言ってもこのような工夫がつまっています。鍼は患者さんご自身の身体に使われるものですから、施術を受ける際にはそんなことに思いを馳せるのも良いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 元気堂

2021.11.20更新


少しづつ肌寒くなってきましたね。これからの時期は眠るときに気をつけないといけないことがあるんです。
寒い時期の暖房は目や喉に負担を掛けるので就寝時には消す方も多いかと思われます。
実は暖房を消して眠るのは首や肩に悩みを抱えている方にとって非常に危険なんです。
何故かというと布団の中は暖かいので眠ることに支障は無いのですが、布団からはみ出している首は冷たい外気により長時間冷やされてしまうんです。
これは首の筋肉、関節、神経に多大な負担を掛けてしまい結果、痛みを増加させるだけではなく寝違えのリスクまで高めてしまいます。
これの対処法は二つあります。一つは暖房と加湿器を併用すること。もう一つは首に緩めのネックウォーマーやマフラーを着けて眠ることです。首が自然に保温され血行が改善し、固くなりがちな起床時も首の不快感が軽減されます。 
どんどん寒さが厳しくなっていくこの季節。是非とも試してみてくださいね。

投稿者: 元気堂

2021.11.11更新

すっかり朝晩が寒くなってきましたが、いつもと同じ生活を送っていても、なんだか体の調子が悪いと感じている人も多いのではないでしょうか?

コロナの影響もあり、環境の変化や精神的ストレスは自律神経の乱れにつながり、体調を崩す原因になります。

1日20分のリズム運動を習慣に!

もっとも手軽なリズム運動はよく噛むこと。食事以外の習慣として、ガムを噛むのもおすすめです。20分程度しっかり噛むと、立派な運動になり、脳への血流がアップするため、認知症予防にも効果的です。

ウォーキングする場合は「1,2」「1,2」とリズムを意識しながら歩くことに集中し、できるだけ同じペースで一人で歩くことをおすすめします。リズム運動を5分ほど続けると脳内のセロトニン濃度が高くなり、セロトニンは心を安定させる働きがあり、自律神経を整えてくれるホルモンです。セロトニン濃度はリズム運動を始めて20~30分でピークに達します。それ以上頑張って続けても疲れてしまって、セロトニンの機能が低下してしまいますので、心地よく楽しいと感じる程度の運動を続けると良いでしょう。

投稿者: 元気堂

2021.11.08更新

このところ昼と夜の気温差を感じることが多くなりました。
この気温差が大きいと、体温調整をしている自律神経の働きが乱れ、疲労が蓄積して様々な身体の不調が現れやすくなります。
これを「寒暖差疲労」といいます。
具体的な症状として、身体的には頚肩凝り、頭痛、倦怠感、精神的にはイライラ感等が現れます。
最近では、コロナ禍の影響により運動不足で自律神経が正常に働きにくい状態になり、「寒暖差疲労」を感じている方も増えているのではないでしょうか。

対策として、いくつかあげます。
〇適度な運動を行う。
ストレッチも有効な手段です。
〇お風呂で身体を温める。
38~40度のぬるめのお湯に10分程度浸かる。
〇食事により身体を内側から温める。
エネルギー源になるタンパク質や疲労回復効果のあるビタミンB群の摂取をする。
〇室外と室内の温度差を少なくする。
首や手首、足首を温め、冷えから身体を守る。
〇充分な睡眠をとる。

上記のことを気に止めながら、日々の生活の中で体調管理に役立てていただければ幸いです。

投稿者: 元気堂

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