元気堂ブログ

2023.03.21更新

健康のためには、食事の量や内容に気をつけることが大切ですが、食事をとる時間も健康に大きく影響することが分かってきました。
これは、食事をとるタイミングが体内時計の調整に関わっているためです。
この食事をいつ食べるかに着目したのが「時間栄養学」です。
人間の体内環境は、ほぼ24時間周期で変動しています。この仕組みが「体内時計」です。
体内時計の働きは、脳内の中枢時計と心臓、胃、皮膚、血液など臓器や組織にある抹消時計など、細胞一つ一つに存在する時計遺伝子がつかさどっています。
生活のリズムの変化などで体内時計が乱れると、倦怠感や肌荒れ、老化の原因になるなど、体に様々な影響を及ぼします。
さらに、肥満や糖尿病を悪化させたり、発ガンのリスクが高まる可能性があるとの報告も有ります。
体内時計を乱さないためには、「体内時計に合わせた食事」と「体内時計を合わせる食事」を心がけることが重要です。
それぞれの臓器は、体内時計によって活発に働く時間や休憩する時間か決まっています。
〔朝食〕
朝食には体内時計のずれをリセットする役割が有ります。
朝食は起きてから1~2時間以内が理想です。
朝食はその日を活発に送るための重要なエネルギー源になるので、欠かさずに食べましょう。
タンパク質と糖質を十分に取りましょう。
〔昼食〕
小腸や肝臓、すい臓などの消化・吸収に関わる臓器は、日中に最も活動的になります。
昼食は朝食を食べてから5時間後程度が目安です。
食物繊維を多めに、高脂質の食事は昼食で取りましょう。
〔夕食〕
夜は消化・吸収に関わる臓器の活動量が低下します。食事の時間が遅くなるほど内蔵への負担は大きくなります。
夕食は朝食を食べてから10〜12時間後ぐらいを目安にしましょう。
カロリー控えめな食材を中心に取りましょう。
もし仕事で遅くなる時は、主食を早めに食べて、帰宅後に主菜・副菜を食べましょう。

以上、NHKの「きょうの健康」を参考にさせていただきました。

                                       

 

 

投稿者: 元気堂

2023.03.20更新

 


みなさん、こんにちは。スタッフの師走です。
例年より比較的寒かった印象の今冬でしたが、暦は早くも3月です。
当院近くの深川不動尊。出勤前のお参りがルーティンです。

深川不動尊の様子。 

さて、さる3/5(日)には、4年ぶりの大規模開催の東京マラソンがありました。
永代通りの交通規制は毎年の風景です。

 封鎖道路

 

「大規模開催」とは言え、これがコロナ前の従来の形ですが、ようやく世の中も落ち着きを取り戻しつつあるようです。
当院のあるビルの前も、警察の車両が停まっていました。

警察


幼少期に憧れた警察の車両に寄って撮影。
残念ながらランナーの姿は、施術が立て込み撮影出来ませんでした。

寄り 


マラソンの翌週3/11(土)のことでした。自宅近くで冬眠明けのカエルを発見。

春の訪れを感じます。

ヒキガエル負けるな一茶 


今年は3/14(火)に東京の桜(ソメイヨシノ)の開花が報じられました。
深川公園の桜の開花状況(3/19(日)撮影)。
今年は久しぶりに桜の木の下で盃を傾けられる社会状況とも言われていますね。

深川公園の桜


そんな楽し気な春ですが、春には暗黒面もありますよ、という方もいることでしょう。
そうです。もはや国民病ともいわれている「花粉症」のシーズンです。
すでに春の季語ともなっているそうです。
花粉症の方は無理せずに、医療機関の受診が何よりです。
やはり薬剤の切れ味には目を見張るものがあります。

 ロラタジンシングレアナゾネックス

花粉症は、鼻や目がつらい・鼻詰まりで眠れないことによって仕事や学業など生活に支障をきたします。
「インペアード・パフォーマンス」と言われています。
最近の薬剤は眠くなりにくいものもありますので、未受診の方は検討してもいいかもしれません。
それでも薬剤による若干の「インペアード・パフォーマンス」も言われてはいますが、花粉症の症状放置よりは良いと思います。

さて、毎年のように「花粉飛散量最多」が言われていますが、今年は症状の出方が強いと、花粉症歴21年目の筆者は感じています。
今まで平気だった方も急に出ます。筆者も忘れもしない2002年2月25日の午前5:30ごろが「花粉症になった」瞬間でした。
くしゃみが一度出始めたら止まらなくなり、そこから現在に至っております。
「花粉症に効くツボないですか?」は鍼灸師なら、少なくとも一度はされる質問です。
多様な花粉症への施術の考え方があります。一つの考えとしては、体質は人それぞれですので、その人ごとに体調を整える施術(決まったツボはありません)をし、患者さんご本人にも腹八分目を心掛け、水分摂取や飲酒、喫煙を控えていただき、睡眠時間の確保を・・・と聖人でもなければできない体調管理が出来たら苦労しないわけです。
人間、ついつい食べ過ぎたり、吞みすぎたり、夜更かししたり、タバコに頼ったりしてしまうものです。人間の弱さですが、対する筆者のスタンスは「それはしょうがない」です。
ご本人が何とかしようとしないのであれば、こちらが改めさせようとか責めるとかしても、あまり意味はなさそうです。
我々は、弱さに寄り添えばいいんじゃないか、と考えています。だって人間相手ですから。
花粉症には、基本的には薬剤の対症療法を行いつつ、誰でもどこでもできる「耳つぼ」の刺激を提案しようと思います。
ツボの場所は耳の穴の前にある、後ろに飛び出ている部分の先端です。「副腎(ふくじん)」というツボです。

 耳つぼ


副腎は腎臓という臓器の上にある器官です。

 じんぞー

 

 

副腎は何をしているかというと、いくつかのホルモンを分泌しています。
その一つが副腎皮質ステロイドです。効果はアレルギー・炎症の鎮静化です。

ふくじん


よく耳にする、アトピー性皮膚炎や喘息治療に使われている「ステロイド剤」はこのホルモンを化学的に合成した薬剤です。
私たちは外から摂りいれることなく、自前のステロイドホルモンを持っているのです。
例えば運動後に軽く起こる関節の炎症などをこれで癒しているのです。
上述の耳つぼを刺激することで、副腎が副腎皮質ステロイドを分泌する、と考えられています。
当院でも取り扱っている「マグレイン」という器具、シールになっており、裏には金属の粒がついています。

 まぐれいん

 

シール

これでツボを常時刺激するわけです。

粒


ですが、わざわざこれを貼らずとも、気が付いたときに指で耳のつぼを揉んだり押したりして刺激すれば良いです。
花粉症に限らず、薬剤を服用するだけでなく、「自分から積極的に自分の身体に治療的なアプローチをしている感覚」は大事です。
自分で自分の身体に働きかけることができる、というのは安心感にもつながります。
すでに東京はスギ花粉の飛散のピークです。飛散がある3月いっぱいは耳つぼの刺激をしながら、何とか乗り切りましょう。
筆者はヒノキ花粉症もあるので4月末まで頑張ります。

 

投稿者: 元気堂

2023.03.09更新

排尿に関するトラブルはいろいろあります。

その中で、尿漏れについて取り上げてみます。

尿漏れは女性に多いです。
それは、以下の理由によります。
●尿道の構造(短い)
●妊娠で膀胱を圧迫
●膣と尿道が接近しているので女性ホルモンの影響を受けて弾力性が変化する(月経、
更年期障害、閉経など)
●出産で骨盤底筋がゆるむ

尿漏れの原因はいくつかありますが、骨盤底筋体操で改善できる場合があります。
簡単なので試してみてはいかがでしょうか。
具体的な方法は以下の通りです。

1)リラックス
  深呼吸をしたり、思い切り体に力を入れて脱力してみてください。
2)リラックスしたまま背筋を伸ばし、足を肩幅に開きます。
3)肛門を締める、次に膣も締めます。
  締めるというより体の中に引っ張り込む感覚です。
4)そのままゆっくり五つ数えます。
  ずっと締めていられない人は締めたりゆるめたりしましょう。
  筋力が付くと長く締めていられます。
5)ゆっくりゆるめます。
1)〜5)を繰り返します。

目安は一日100回以上。
一度にやらなくても何度かに分けても大丈夫です。
どこを締めていいかわからない人は排尿中に尿を止めてみましょう。
早ければ2週間、遅くても1年で効果が出ます。
治っても元に戻らないように習慣として続けましょう。
コツがわかれば、椅子に座っても、寝転がっても、歩いていても行えるようになります

投稿者: 元気堂

2023.03.09更新

日本人の訴える身体症状では腰痛が最も多いそうです。

80%の人が一生に一度は腰痛を訴えます。スポーツをする人もしない人も持っている腰痛ですが、どうして腰が痛くなるのでしょう。

腰の骨や椎間板は痛みを感じません。痛みを感じるのは骨の周りの筋肉や筋膜と骨や椎間板の変化で圧迫され刺激される神経です。筋肉が痛みの原因である場合、筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)といいますが、ひどい時には、いわゆるぎっくり腰になります。筋筋膜性腰痛では前屈すると痛みがひどくなります。一方神経の痛みの場合は、足特にお尻とふくらはぎの裏にぴりぴり走る痛みが起こります。これが坐骨神経痛です。

テニスやゴルフのように決まった方向に身体のねじれを繰り返すと椎間板の変性が進みます。変性が進むと骨のバランスが崩れて周囲の筋肉に負担がかかり炎症が起こって腰痛になります。椎間板が弱くなると椎間板の一部が外へはみ出し、有名な腰椎椎間板ヘルニアになります。

※前屈してみて身体が硬い人は腰痛予備軍です。特に大腿のうらハムストリングスという筋肉群が硬い人ほど腰痛になりやすいので、ストレッチで大腿とハムストリングを柔らかくしましょう。腹筋背筋の強化も腰痛の予防に役立ちます。

投稿者: 元気堂

2023.02.10更新

1か月ぐらい前に足の甲が痛くなりました。特別ひねったり、ぶつけた記憶はないのに、歩くと第2指と3指の間を足首の方にすり上げていった辺りが痛くて、だんだん痛みが強くなり階段降りる時はズキッと痛くて心配になりました。まず整形外科でレントゲンを撮ってもらいました。骨は大丈夫、リスフラン関節の炎症との診断でした。骨折してないなら、元気堂のスタッフに治療してもらおうと思い、まず宮崎男(私の夫)にリスフラン関節の整復をしてもらい、痛みは半減しました。数日後、今度はスタッフの山さんに治療してもらったら、足の裏がしっかりつけるようになり、普通に歩くのは痛みがなくなりました。その後、1週間ごとに2回診てもらい、痛いところが少し移動しながら、最近は走っても痛くありません。大好きなウォーキングができてうれしいです!リスフラン関節

投稿者: 元気堂

2023.01.05更新

明けましておめでとうございます。
Withコロナが叫ばれて人の流れが増えておりますが、コロナ感染防止に向け、当院は除菌を徹底しております。

今年は元気堂の30年目の年になります。
引き続き地域の皆様に元気のお手伝いをさせてください。
本年もよろしくお願いいたします。

投稿者: 元気堂

2022.12.18更新

赤ちゃんのハイハイの時期と骨各形成には深い関わりがあることは以前のブログでも書きました。

今回はハイハイが後の運動能力にどのような影響があるかを書いていきます。

 

皆さんは歩く時、腕と脚どちらを使って前に進みますか?おそらく99%脚だと答えるでしょう。

ですが、前への推進力を生むのは実はです。人間は二足歩行になったためこの感覚がわかりにくいかもしれませんが、四足歩行の動物なんかは前脚(人間で言う腕)で推進力を生みます。

 

この感覚を身に付けるのに大事な時期がハイハイをする時期なんです。なのでハイハイをあまりせずにすぐ立ち上がってしまうと前脚(腕)を使った推進力を身に付けられずに育ってしまいます。

 

親御さんは赤ちゃんが立つと喜ぶかもしれませんが、もう少しハイハイさせてあげてもいいのではないでしょうか。

投稿者: 元気堂

2022.12.09更新

12月に入り、寒さが身に染みる日が多くなりましたね。

特に冷え症を自覚されている方には厳しい季節となりました。

そんな方におすすめしたいのが発酵食品です。
発酵食品に含まれる乳酸菌などの微生物は、腸内環境を整える働きを持っており、腸の働きを活発にしてエネルギー代謝を高めますし、ビタミンB群や必須アミノ酸には、血行を促進する効果があると言われています。血行が促進されると、体温が上昇するだけでなく体内の老廃物の排出や肩凝り、腰痛の緩和も期待できます。
まさに“温活”に最適と言えるでしょう。

“温活”の利点
・冷えを解消し、身体の不調を改善
・温かい食べ物で、身体の内側から  腸を温めて、便秘や腸内環境を改善
・腸内環境を整えて、免疫力アップ

身近にある醤油や味噌、納豆、チーズ、キムチ、酒粕、ヨーグルトといったものが、発酵食品としてあげられます。

日々の食生活の中で発酵食品を摂取し適切な温活を行うためには、調理方法も重要になります。
発酵食品と相乗効果のある食材と組み合わせて調理することで、より効果が高まります。
例えば、ネギや生姜、ニンニクといった香味野菜や、白菜や大根、カブのような冬の時期が旬の野菜、肉や魚などの赤身を活用すると、身体を芯から温めてくれます。
その他、唐辛子やラー油は、発汗作用があるため代謝アップ効果が期待できるので、鍋料理などに合わせて使用するのも良いと思います。

発酵食品を毎日の食事に取り入れることに加えて、冷たい食べ物や飲み物を避けたり、湯船に入って身体を温めることや、運動をしたりすることも温活に大事なことなので、一緒に行うことをお勧めします。

最後に、冷え症の方も、そうでない方も、温かくこの冬を乗り越えられますように願っております。

投稿者: 元気堂

2022.12.08更新

12月に入り忘年会シーズンに入りました。コロナ対策で忘年会は控えていてもクリスマスや年末年始にはいつもより贅沢な食事をすることでしょう。
 どうしてもこの時期は体重が増えてしまい休み明けのダイエットに苦労することが多いと思われます。
 しかし冬場にあまりにも食事を制限してしまうと精神面に良くはありません。
 気温の低さと「食事を減らすことによる体温の低下」が合わさってしまい鬱々してしまうのです。
 なのでこの時期は体重を減らすことよりも美味しいものを食べながら体重を増やさないことを考えてみましょう。
 前回のブログに書かせていただきましたが自分岡崎は9キロのダイエットに成功しました。あれから数ヶ月お酒も脂っこいものもラーメンもそれなりに口にしています。しかし体重は1キロも増えていません。
 久しぶりに節制した食事をしたら元の67キロに即座に戻ったくらいです。
 何を意識したのか?やったことは単純です。夕食後に歩いたのです。厳密に言えば夕食を外食にすることで強制的に歩く状況にしていました。
 高カロリーの食事(特に炭水化物)をすると血糖値が急上昇します。この血中に送られた大量の糖質が後に体脂肪になるのですが困ったことに眠気や怠さを引き起こすので自宅だと即座に横になってしまうのです。
 その血中の糖質を散歩(自宅までの帰路)を利用することで優先的に消費してしまおうというわけです。いくら血糖値の上昇が眠気を引き起こすとは言っても歩いている人間を眠らせることは出来ません。
 ほんの少し遠回りするだけで充分な効果が得られます。
 これは休日の朝食や昼食を大量に食べてしまった場合にも使えます。
 食後10分の散歩でもいいのです。もちろん増やせば更に効果的です。
 是非試してみてくださいね。

 

投稿者: 元気堂

2022.11.27更新

みなさん、こんにちは。元気堂スタッフの師走です。

つい先日の深川不動尊の様子。

不動尊
ちょっと前までは朝の出勤時間にも七五三参りの家族連れをよく見かけました。
うちも、子供たちは皆、ここ深川不動尊に七五三のお参りをしました。
そんな七五三も落ち着いてきた11月の下旬です。


そんな中、新型コロナの感染状況は落ち着きを見せません。
現在は、ほぼ第8波の到来と見て良い状況に思われます。
こう言った現状に先んじて、先月末に4回目のコロナワクチンの接種を受けました。

筆者の接種歴は第1回→ファイザー、第2回→ファイザー、第3回→モデルナです。
そして第4回はモデルナ(2価ワクチンBA.1)となりました。
モデルナワクチンと言えば「モデルナアーム」と呼ばれる、接種部周囲を中心とした腕の痛みが副反応として有名です。
初のモデルナ接種となった3回目でも、発熱の他、腕の痛みがファイザーのそれより明らかに強い印象でした。
今回、そのモデルナアームに対してツボ刺激で対処してみようと思い立ちました。
当日、接種後の左腕の様子。変化は特に感じられませんでした。

当日


翌日、接種部周囲に痛みがありますが、なんと4回目にして初、まさかの注射箇所の内出血。
打ってくれた方が注射が不慣れだったのか、筆の誤り弘法大師なのか分かりませんが、
接種部の痛みが内出血の痛みと相まってよくわかりません。
発熱は37.5℃。倦怠感がありました。

内出血 

接種から2日めの様子。写真だとわかりにくいですが、接種部中心に赤くなっています。
腕の痛みは本格的に出てきました。発熱は37℃付近を上下する感じです。倦怠感が続きます。

2 


接種から3日目の様子。熱は平熱に戻りました。腕は赤く腫れてはいますが、依然、写真ではわかりにくいですね。

 3


もしかしたら、4回目の副反応は弱いのかも?と3回目の接種後3日目の画像をチェック。
写真でも赤いのが確認できます。副反応全般、今回の方がソフトだったように思います。

 4月


とは言え、腕の痛みはあるわけなので、ツボ刺激を試してみました。
3回目もそうでしたが、単純に腕を上げる動作(専門的には「外転」といいます)よりも、

外転 

 

・・・反対の肩に手を回す動作(同じく「水平屈曲(水平内転)」と言います)の時に、痛みをより強く感じました。
関係ないですが、この写真の肘の打撲跡の方が接種跡よりハッキリ写ってますね。

Sue 

さて、接種部はだいたい肩(専門的には「上腕上部」さらに細かく言うと「三角筋中央部」です)の真ん中です。
鍼灸師養成の教材の1つに「経穴人形」というものがありますが、これで見てみます。

人形


「経穴(けいけつ)」とはツボのことで、この「経穴」が連続してなすラインを「経絡(けいらく)」と呼びます。
経絡は基本的なものが14あり、その性質やルートによって、治療に使うものを選びます。
今回、接種部を通るのは「三焦経(さんしょうけい)」です。
この写真だと後ろを通るように見えますが、経穴人形が手のひらを前に向ける姿勢のためにそう見えるのです。

経絡 

経絡は基本的には「気を付け」の姿勢で見ます。
前面は陽明経(ようめいけい)がフォローする面で大腸経や胃経がめぐります。
側面は少陽経(しょうようけい)で三焦経や胆経がめぐります。
後面は太陽経(たいようけい)で小腸や膀胱経がめぐっています。

 men

話を戻して、接種部は三焦経がめぐるので、その経絡上のツボを探します。
今回は前腕部の手の甲側の、ど真ん中より親指1本分肘に寄った「四瀆(しとく)」というツボがよい印象でした。

shitoku 

反対の肩に手を回す動作を、この四瀆を押さえながら行うと、少し楽に出来ました。
ここに、貼るタイプの小さな鍼を貼って過ごしました。かなり楽に感じました。

水平

 

 naitenn

比較的今回の腕の痛みがソフトだったからなのかわかりませんが、ツボ刺激の効果は感じられました。
もっとキツかった3回目の接種の時に試してみたかった、とも思います。
ともあれ、おそらく接種も5回目があるでしょうから、その時にまた検証してみたいと思います。
2000年以上前の東洋医学の知恵が、令和時代のコロナワクチンの副反応に活用できる可能性があるのです。
これには時を超えた古代中国の知恵の優秀さを感じさせられます。
当院には、そんな知恵を活かした治療をする先生方がたくさんいます。
私も拙いながらその知恵の一端でも、患者さんの治療に活かして行きたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 元気堂

前へ 前へ
TEL:03-5245-8989 東京都江東区門前仲町1-7-11ワイアンドアイビル4F・5F 問い合わせ専用メール genkido8989@ybb.ne.jp 地下鉄東西線・大江戸線「門前仲町」駅3番出口1分
top_inq_sp.png

新着情報

一覧へ >
2024/04/25NEW
ゴールデンウイーク通常通り営業です!どうぞご利用ください。
2024/04/20NEW
鼻詰まりに困ったときは横向きに寝ましょう ~師走~
2024/02/27NEW
自費治療料金5%値上げします
元気堂ブログ 患者さんの声
メディア掲載情報 スタッフ募集 よくある質問
英語ページはコチラ 中国語ページはコチラ