元気堂ブログ

2023.03.20更新

 


みなさん、こんにちは。スタッフの師走です。
例年より比較的寒かった印象の今冬でしたが、暦は早くも3月です。
当院近くの深川不動尊。出勤前のお参りがルーティンです。

深川不動尊の様子。 

さて、さる3/5(日)には、4年ぶりの大規模開催の東京マラソンがありました。
永代通りの交通規制は毎年の風景です。

 封鎖道路

 

「大規模開催」とは言え、これがコロナ前の従来の形ですが、ようやく世の中も落ち着きを取り戻しつつあるようです。
当院のあるビルの前も、警察の車両が停まっていました。

警察


幼少期に憧れた警察の車両に寄って撮影。
残念ながらランナーの姿は、施術が立て込み撮影出来ませんでした。

寄り 


マラソンの翌週3/11(土)のことでした。自宅近くで冬眠明けのカエルを発見。

春の訪れを感じます。

ヒキガエル負けるな一茶 


今年は3/14(火)に東京の桜(ソメイヨシノ)の開花が報じられました。
深川公園の桜の開花状況(3/19(日)撮影)。
今年は久しぶりに桜の木の下で盃を傾けられる社会状況とも言われていますね。

深川公園の桜


そんな楽し気な春ですが、春には暗黒面もありますよ、という方もいることでしょう。
そうです。もはや国民病ともいわれている「花粉症」のシーズンです。
すでに春の季語ともなっているそうです。
花粉症の方は無理せずに、医療機関の受診が何よりです。
やはり薬剤の切れ味には目を見張るものがあります。

 ロラタジンシングレアナゾネックス

花粉症は、鼻や目がつらい・鼻詰まりで眠れないことによって仕事や学業など生活に支障をきたします。
「インペアード・パフォーマンス」と言われています。
最近の薬剤は眠くなりにくいものもありますので、未受診の方は検討してもいいかもしれません。
それでも薬剤による若干の「インペアード・パフォーマンス」も言われてはいますが、花粉症の症状放置よりは良いと思います。

さて、毎年のように「花粉飛散量最多」が言われていますが、今年は症状の出方が強いと、花粉症歴21年目の筆者は感じています。
今まで平気だった方も急に出ます。筆者も忘れもしない2002年2月25日の午前5:30ごろが「花粉症になった」瞬間でした。
くしゃみが一度出始めたら止まらなくなり、そこから現在に至っております。
「花粉症に効くツボないですか?」は鍼灸師なら、少なくとも一度はされる質問です。
多様な花粉症への施術の考え方があります。一つの考えとしては、体質は人それぞれですので、その人ごとに体調を整える施術(決まったツボはありません)をし、患者さんご本人にも腹八分目を心掛け、水分摂取や飲酒、喫煙を控えていただき、睡眠時間の確保を・・・と聖人でもなければできない体調管理が出来たら苦労しないわけです。
人間、ついつい食べ過ぎたり、吞みすぎたり、夜更かししたり、タバコに頼ったりしてしまうものです。人間の弱さですが、対する筆者のスタンスは「それはしょうがない」です。
ご本人が何とかしようとしないのであれば、こちらが改めさせようとか責めるとかしても、あまり意味はなさそうです。
我々は、弱さに寄り添えばいいんじゃないか、と考えています。だって人間相手ですから。
花粉症には、基本的には薬剤の対症療法を行いつつ、誰でもどこでもできる「耳つぼ」の刺激を提案しようと思います。
ツボの場所は耳の穴の前にある、後ろに飛び出ている部分の先端です。「副腎(ふくじん)」というツボです。

 耳つぼ


副腎は腎臓という臓器の上にある器官です。

 じんぞー

 

 

副腎は何をしているかというと、いくつかのホルモンを分泌しています。
その一つが副腎皮質ステロイドです。効果はアレルギー・炎症の鎮静化です。

ふくじん


よく耳にする、アトピー性皮膚炎や喘息治療に使われている「ステロイド剤」はこのホルモンを化学的に合成した薬剤です。
私たちは外から摂りいれることなく、自前のステロイドホルモンを持っているのです。
例えば運動後に軽く起こる関節の炎症などをこれで癒しているのです。
上述の耳つぼを刺激することで、副腎が副腎皮質ステロイドを分泌する、と考えられています。
当院でも取り扱っている「マグレイン」という器具、シールになっており、裏には金属の粒がついています。

 まぐれいん

 

シール

これでツボを常時刺激するわけです。

粒


ですが、わざわざこれを貼らずとも、気が付いたときに指で耳のつぼを揉んだり押したりして刺激すれば良いです。
花粉症に限らず、薬剤を服用するだけでなく、「自分から積極的に自分の身体に治療的なアプローチをしている感覚」は大事です。
自分で自分の身体に働きかけることができる、というのは安心感にもつながります。
すでに東京はスギ花粉の飛散のピークです。飛散がある3月いっぱいは耳つぼの刺激をしながら、何とか乗り切りましょう。
筆者はヒノキ花粉症もあるので4月末まで頑張ります。

 

投稿者: 元気堂

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