皆さんは偏平足は生まれつきのものだと思っていらっしゃるかもしれません。
でも偏平足の最も多い原因は大人になってから起こる静力学的偏平足というものです。その原因は肥満や筋力低下です。足には内反足や外反足のように垂直な軸が歪んで足のアーチがつぶれて、足底筋膜が引っぱられます。ウォーキングなどでそれを繰り返すと炎症が起き痛みを生じます。
では治療はどうしたらよいでしょう?
まずは身体の重心を少し前に持ってくるように意識する必要があります。電車に乗った時につま先で立っているとずいぶん筋力がつきます。またタオルの上に素足をのせ、足の指でタオルを手繰り寄せてタオルを全部集める運動も有効です。
それ以外ですぐに効果があるのは靴の底敷き(インソール)です。内反足や外反足などのように足の軸が曲がった人は、背骨に負担がかかるので、腰痛、肩こり、首コリを起こします。ですからそのような意味からもインソールは大切です。
もう少したったら自分にあったオーダーメードの靴をはくというのが、流行るかもしれません。